レイヤー箔とは?カラフルなメタリック表現が可能!
https://youtube.com/shorts/W1vP9vsxvhc
作品に金属のような輝きや質感を加えたい場合、従来の箔押し加工は版代がかかるため、小ロットには向いていませんでした。
しかし、「レイヤー箔」という新しい印刷加工を利用すれば、デジタル出力で箔加工ができ、さらにその上に色をのせることで、様々なカラフルなメタリック表現を1枚から実現できます。
レイヤー箔の登場
従来の箔押し加工では、金属凸版を作る必要があり、小ロットの作品制作には高コストがかかってしまいます。
そこで伊部印刷が提案したいのが「レイヤー箔」という新しい印刷加工です。
レイヤー箔の仕組み
- まず、箔を施したい部分にデジタル印刷機でモノクロ出力します。この黒トナーが糊の役割を果たします。
- 専用の箔加工機に入れると、黒トナー部分にのみ箔が転写されます。
- さらにその上からデジタル印刷機でRGB印刷(ハイクロオンデマンド印刷)を行えば、様々な色のメタリック表現が可能になります。
箔の種類と色味
- 金、銀、白の3色の箔が使用できます。
- 銀箔の上に色をのせると、データ通りの色味のメタリック表現ができます。
- 金箔の上に色をのせると、下地の金色に影響された色味になります。
注意点
- 最小線幅は0.5ポイントです。それ以下だと綺麗に箔が転写されない可能性があります。
- 箔とRGB印刷(ハイクロオンデマンド印刷)の位置ずれが最大0.5mmほど生じる場合があります。
まとめ
「レイヤー箔」を使えば、一枚からでも様々なメタリックカラーを表現できます。
金属的な輝きや質感を求める作品づくりに、ぜひ試してみてください。
伊部印刷では、レイヤー箔のサンプルを期間限定で配布しているので、実際の仕上がりを確認することができます。
また、RGB印刷(ハイクロオンデマンド印刷)のサンプル帳の準備や、データ作成のご相談も承っておりますので、気軽にご相談ください。